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■ 外国文学 / 小説
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人間の大地(プラムディヤ選集 2 )
プラムディヤ・アナンタ・トゥール、押川典昭(訳)
これは「人間の大地(上)」であり、選集3は「下」である。この本はあまりの影響力でインドネシア政府は発禁処分を行っており、現在も解かれていない。政治的な部分はとりあえずおくが、この話は「深い」。蘭領インドネシア時代の話で、独立を求めていく話であるが、インドネシア人と、支配者である阿蘭陀人とその現地妻、そのハーフの子供達との間の微妙な関係の話が中心である。日本では西洋の文学の方がよく読まれており、アジアの文学は中国の古典書以外はあまり知られていないのが現状だが、これは文学的にも価値の高いものといえるだろう。確かノーベル賞候補にもあがっているはず・・たとえあがっていなくても、もっと知られてもよい作品だと思う。 

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百年の孤独
G・ガルシア=マルケス、鼓直(訳)
コロンビアのノーベル賞作家の作品。同じような名前が多いので混乱するが、一族の始まりと終わりを描写していく。最初の方は苦労するが、のるとおもしろくてはまりだす。 

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西遊記 
呉承恩、小野忍、中野美代子(訳)
ご存知玄奘三蔵と一緒に旅をする猿”孫悟空”の話。壮大なスケールな物語でなかなかハイテンポな筋なので思っていたより読みやすい。孫悟空の三蔵に対する仕えようはすごいカワイイです。 反対に三蔵は夏目雅子さんの「西遊記」を見てる私たちからすると意外な人物像です(笑)
ちなみにこの訳者の小野さんが途中で亡くなられ、中野さんが途中から変わります。
私は小野さんの方も悪くないと思っていますがやや固い訳なので中野さんの方が「とっつきやすくなって」読むスピードはアップしました。

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聊斎志異
蒲松齢、立間祥介(編訳)
清代初期の作者の奇怪な説話集。ちょっと日本の昔話にも似たようなのがあります。

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高慢と偏見
J. オースティン
J.オースティンの代表作。本当は、映画「いつか晴れた日に」の原作「分別と多感」が欲しかったのですが、日本語訳の文庫本がなかったので、これを試しに買ってみました。 「分別と多感」のように、若いし、それなりの身分もあるけど、持参金のない貧しい娘が、玉の輿にのる話ですが、会話が面白く、当時の風俗もわかって面白かった。但し訳がイマイチ。

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モンテ・クリスト伯 
A.デュマ(父)
デュマの傑作。モンクなしに面白い。毒薬の描写が面白いのでつい読んでしまう。

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アンナ・カレーニナ
トルストイ
トルストイの本を色々読んだけど、一番深みのある作品です。読み応えあります。
映画では、、ただの不倫ものになってしまってがっかり(#--)

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オーランドー ある伝記
V.ウルフ
映画「オルランド」を見て興味を持って読みました。大人のおとぎ話のような感じです。

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緋文字
N・ホーソン/著 佐藤清/訳
新大陸に人々がわたってきた頃の話。当時の厳しい戒律の清教徒達と、不義を犯してしまった ヘスタへの弾圧がすごく陰湿。でもヘスタの”緋文字”をつける事による罪と罰と神への思いが描かれる。それと同時に不義相手の「神に一番近い立場」なのに、世間に言わなかったために「神に一番遠い立場」になってしまうその苦しみがよく描かれている。すごく深い作品。この方の訳は絶版ですが、ちょっと古い感じはありますが、格調高く「名作読んだ!」という気になります。

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脂肪の塊・テリエ館
G.モーパッサン/〔著〕 青柳瑞穂/訳
短編です。ものすごーーく不条理な話。娼婦が切ないのと、「高貴ぶってる」人の卑しい 部分がよくでていました。変に忘れられない本。

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デカメロン
ボッカッチョ/著 柏熊達生/訳 筑摩書房
うーーん、結構中世のお坊さんって変な輩が多かったのね。やらしーし(笑)] でもおおらかさはアラビアン・ナイトに負けます(苦笑)一見アブナイ系の話は多いですが、どちらかというとそのころの風刺が隠れているので面白い。

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千一夜物語
佐藤正彰/訳 筑摩書房 (絶版)
イスラム世界の事を身近に感じることができます。
イスラム世界の豊かな詩や想像力、話、どれもこれもイイ意味で驚きの連続です。
イスラム世界への理解への入り口になることもありますが、物語の芸術的レベルも高くて 面白いです。

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ジェイン・エア
C.ブロンテ
名作ですね、これは。不幸せな生い立ち、家庭教師、恋をした相手は、結婚式の当日に 妻が居ることがわかる、、でもジェインは冷静に自分を見つめ、苦しみながらもきちんと道を歩んでいく・・。ちょっとロマンすぎるところはあるけど何度読んでもあきません。

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