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お茶を飲みながら・・
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■ 日本文学 / 小説
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彗星物語 
宮本輝
久しぶりに爽やかな小説を読んだって感じ。10年程度前設定での伊丹に住んでる大家族(13人と犬)の家にハンガリー人留学生がホームステイするって話で、核家族化が進んでいる今、家族一人一人の個性がよくでていてハンガリー人学生とちょっとしたことで衝突したり仲良くしたりと大事件は起こらないんだけど、読んでいてほのぼの楽しかった。宮本輝は、「ドナウの旅人」と「螢川・泥の川」を読んでいて、特に「ドナウ」でかなり気に入った作家だったので、久しぶりに読んでやっぱりいい気分で読み終えることができた。

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女たちのジハード
篠田節子
NHKドラマで見て面白かったので買ってみた。OL5人の社会と戦い、オトコと戦い?それぞれが生きていく。年代的にも同じような”悩み多き”年頃(^^;)なので共感しながら読めました。友達に貸したらオオウケでみんなで回し読みしました。(コラコラ・・(^^;;))

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私小説 From left to right
水村美苗
英語が混じるので、ちょっとその点は苦労するけど、英語が読めなくてもストーリーはわかります。異文化の中で暮らす対照的な姉妹の物語。 

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神の汚れた手
曽野綾子
田舎の産婦人科医の日常を描く。いろんな患者とのやりとりを通しながら、家族とは、命とは、人間とはを説教臭くなく考えさせられる話だった。 
最近の曽野さんはなんか説教くさくなってしまって苦手になってしまったけれど、この本は 本当に素晴らしい。今でも何度も読み返しています。

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氷点
三浦綾子
子供を殺された夫婦がひきとった子の親は、自分の子供を殺した男だった・・。ものすごく人間の憎しみと愛、強さと弱さをほりあげた感動作。
続・氷点もありますが、こちらもすごーいですが、最初の話しよりもちょっと現実味が・・?? と思いました。

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飢餓海峡
水上勉
編なんだけど、すぐ引き込まれました。時代が親の世代なのですが、不条理な事にも耐えながら生きていく人達にものすごく哀しみと切なさを覚えました。

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雁の寺・越前竹人形
水上勉
水上さんのを初めて読んだのがこれ。”雁の寺”の近くに住んでいた事ありますが、この 小説の風情は今はあまり感じられません。。(綺麗な所ではありますが)。
中味ですが、雁の寺の方は小坊主が主人公なせいか、あまり共感はできませんでしたが、 それは多分私が”コドモ”だからだろうと思います。”大人”になればもう少し共感できるかも しれないと思ったので読むには早すぎた気がします。
越前竹人形の方は、反対にものすごく共感と哀しみを感じました。女性の業と主人公の哀しみと深い愛情が読んで「悲しい」ではなく「哀しい」なぁ・・と初めて思った本でした。

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アイヌ神謡集
知里幸恵編訳
金田一京助の尽力で、アイヌ人の一少女がユーカラをアイヌ語と日本語の対訳で出版。著者知里さんは直後若くして亡くなりました。銀のしずく降る降る・・が有名です。

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手紙、栞を添えて
辻邦生、水村美苗
朝日新聞上で連載していた時から読んでいましたが、おもしろかったので文庫も購入♪ 二人の文学に対する思いと読む楽しさにふれられておもしろかった。私も未読の本がいくつかテーマにでていたが、読みたくなる♪  

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新源氏物語
田辺聖子
源氏物語は「与謝野源氏」「谷崎源氏」「円地源氏」といって訳がいくつかある。この「田辺源氏」は源氏を初めて読むぞ!という人にはお勧めである。そこそこ現代語で読みやすい。が風情は残してあるという感じ。でもそれにしても私がこの中で一番キライなのは「光源氏」その人なんですが・・(爆)どんなに魅力的に書いても他の女君やいつも源氏に負けてる朱雀帝の方に魅力を感じてしまうよぉ〜。

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堤中納言物語
三角洋一(全訳注);講談社
訳注付きなので、いにしえの言葉をそのまま楽しめる。短編で、きびきびした筋運びなのでわかりやすい。古典を読もう!と言う方にオススメ。内容もちょっと洒落た話や現代にも通じる話が多い。

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