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◇◇◇ CONTENTS ◇◇◇

ほわほわ暮らす

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京都・そしていい旅

美しいもの、大事にしたいもの
絵画/画集/建築
刺繍/染織
漆器・お道具
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ちょっとマジメに・・

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美しいもの、大事にしたいもの
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■ 漆器・お道具
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美しい日本の道具たち
高森寛子;晶文社 ISBN: 4794963971
作者の”普段使うけど一生もの”のこだわりの日本の道具が載っています。漆椀、鉄瓶、お櫃、紬、、私たちが忘れてしまった日本の美しい「普段の道具」骨董品ではないけど、残していってほしいという意味では「骨董」となってしまったな・・と読んでいて思いました。私は「漆椀」が好きで少しずつ集めていますがほんものの漆椀は最初は高いけど一生使えるので結局は得です(高いと言っても何十万するものはあまりないです)もっともっと日本の道具について知りたくなる本です。

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手仕事の生活道具たち
片柳草生;晶文社 ISBN: 4794965095
最近大量生産になれ、ひとつひとつ大切に作られたものから遠ざかっている気がします。

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職人気質をひとつ 和の雑貨と暮らす
小山織;日本放送出版協会 ISBN: 4140111879
装丁と写真がきれい。職人さんが心をこめて作ったものを大切に写真にしており、また シンプルなコメントも押し付けがましくなくてよい。

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ほんものの漆器 買い方と使い方
「○○焼」のような陶器の本はあるんですが、「漆器」はなかなか本がなく、ようやくトンボブックスシリーズのこの本を見つけました。 本館のナチュラルのページにも漆器の良さを書いてます。長く使うためにどのように使えばいいか、また漆器の見分け方を知るために読みました。 読めば読むほど、奥深い、、。高いのも無理ないなあ・・という感じだ〜。もっと漆器の良さを伝えねば。。と思います。

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日本のたくみ
白洲正子
白洲正子さんの本。様々な芸術、技術を面々と受け継いでいき、またそれを発展させていく 人達を取材してそれについて的確な描写で描いていく・・。おもしろくて一気に読めました。著者の芸術への造詣の深さや取材した先での知識を自分の言葉できちんと読者に伝えてくれるのがとてもよかったです。今も大活躍の人たちもいます。

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手仕事の日本
柳宗悦;岩波文庫 ISBN: 4003316924
「民芸運動」で有名な著者が書いた日本各地の手仕事。これが出版されたのは戦後まもなくであり、このときにもすでに「いい仕事」は減っていた。今はどうなんだろう・・。旅行へ行くときこの本を携えて行った先でまだこの本に載っているものが残っているとほっとしてしまった。

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朝鮮民芸論集
浅川巧 高崎宗司編;岩波文庫 ISBN: 4003810511
日本が当時植民地にしていた朝鮮におり、朝鮮の道具に魅せられて朝鮮のための民芸について色々論じた書。民芸運動の柳宗悦にも影響を与え、交流もありました。この中に入っている「朝鮮の膳」は下記の「韓国の手仕事」の中ででてくる「膳」を作っている職人さんも持っているという記述があり、 朝鮮の人々にも認められているものです。他のエッセイでも朝鮮の美を朝鮮人の為にもきちんと調べて行こうと言う志を感じます。残念ながら若くして亡くなられて一時期は埋もれてしまった人であまり知らない人だったのですが、これを読んでこんなすごい人が居たんだー。と嬉しい気持ちになりました。亡くなった当時も日本人のみならず朝鮮の人々にも悲しまれたそうです。李朝のことなどを知りたいときもこの本が役立つと思いますが最後の解説に浅川巧の思想のことなどが書いてあり、人間的にも優れた人なんだなぁと思いましたし、窯めぐりの随筆にも真面目な人柄が伝わってきます。

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韓国の手仕事
田代俊一郎;晩声社 ISBN:4-89188-308-1
韓国のパッチワーク、「ポジャギ」に興味を持っているのでこれももともとはポジャギのことが 知りたくて読みました。
が、韓国の手仕事も日本のそれに似ていることが判明。出てくる職人さんもみな素朴だけど、誇りを もって仕事をしています。きちんと伝統に則って仕事を静かにしている方々は国も関係なく、誇りをもち ものを「きちんとしたもの」であるんだなぁと思いました。
韓国の手仕事は殆ど日本人に知られていないので、もう少し詳細なコメントが 欲しかったのは欲になりますが、入門書としてはとても勉強になります。
韓国に行ったとき色々欲しいものができてしまいました(^^)

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