◆◆◆ こつこつ日記 ◆◆◆

こつこつと忘れた頃に書いてます(^^;;)・・・


+ 文月 +
03/7/9, Wed. Sunny
今日は久々のお晴れ。もうすぐ梅雨も終盤戦に入ったようです。
あまり天気を気にしない私でもさすがに今年の梅雨はひどかったので参り ましたから、だいぶ嬉しい(^-^)
でも雨が降っても楽しめるのは「読書」。この間借りた本も読めた。
「原万葉葬られた古代史」という本で、万葉集には「原万葉」という 一番最初に作られた「万葉集」というのがあり、それを解釈することによって スメロギズム=天皇教の成立を読み解く、というものだったけれど、基本的に 著者が外国文学に造詣が深いようで万葉集をギリシャ時代の劇っぽく見立てたりして 面白いけど、ちょっと慣れないせいか違和感がありました。
しかし、異説でしょうが昔ギリシャ神話の「ヘラクレス」と日本神話の「日本武尊」の悲劇 の関連性・類似性についた小論を読んだことがあって、縦(日本だけ)の歴史観だけではなく 横(アジアを含めた広い地域)の歴史で色んな視野で見るのはとても面白いと 思います。
本の話しに戻りますが、後半は梅原さんの「水底の歌」に著者の「補足的」な 柿本人麻呂論もあって、梅原さん説を補強したような感じでした。
万葉集から古代の謎を読み解くというテーマもとても面白いし、古代の資料といえば主に 発掘資料が多いので貴重な「紙」の資料である万葉はとても重要だとは思いますが、 やはり、「文学的」な面からみてもとても高度なものだと思います。 相聞歌、挽歌など、素朴であるがゆえに心に響くのも多いです。
私は初期の万葉時代が好きで平凡ですが額田王が好きですねぇ。有名な「茜さす・・」や 「熟田津に・・」も好きですが、一番はこれ↓ なんかしっとりしてて好き。
君待つと 我が恋ひをれば 我がやどの 簾動かし 秋の風吹く

あと、天智天皇皇后の倭姫の天智天皇崩御の時の御歌

人はよし思ひやむとも玉蘰(たまかづら)影に見えつつ忘らえぬかも

倭姫は父親の古人大兄皇子を天智(中大兄皇子)に殺されています。だから夫が父の敵。 そんな関係なのに上のような歌が読めるなんて・・夫婦の不思議さを感じます。

03/07/12, Sat. Rain & Cloudy
前にでていた京都ミューズ合唱団の発表会だったので見に行きました。
今回の曲は「カルミナ・ブラーナ」。今回行こうかどうか迷ったのですが、 CDで聴く限りなんかちょっとイマイチだったので参加しませんでした。
ところが、生で聴くとこれが良かった!
ちょっと不安感をあおる有名な冒頭の曲がアタマから離れません。
ミューズは男声が少ないので男声がメインで唱う部分があるときはどうしても 弱くなってしまい、がんばってはるだけにこれがちょっと可哀想でした。
それと結構長丁場の曲なのと高音低音と激しい曲調が多いので途中苦しそうな 場面もありました(あーわかるけどなぁ〜)。 でも最後はがんばってキマリました(^^) 後ソリストのテノールが独唱は一曲だけでしたが上手でした。
カルミナ、CDで聴く曲でないことがわかってそれだけでも収穫でした。
合唱はやっぱりいいなぁ〜。また時間ができたら参加したいなぁと思いました(^^)

03/07/13, Sun. Rain
今日はまた棚田へ。
雨が降りそうでしたが、草刈りの終わり頃にぽつぽつと来だしたので 間一髪で作業を終わらせる事ができました。
先月に比べて草はあまり生えていなくて、軽く(それでもしんどいけど(^^;;)) 草刈りをすればすみました。この1ヶ月日照時間が少ないのでちゃんと育つか心配だったけど うちの田んぼは素人目で見た限りは平均的に大きくなっている気がします。(よかった)
今回の草刈りは草刈り自体はましでしたが、虫がたくさんでていてなんかわからない虫(ぶよ?) に咬まれたり、足の上をみみずが這ったり(ぎゃーー!)蛙や沢ガニなど虫や昆虫のオンパレード でした。別の場所では「へびでた〜!」って叫んでる所もあったし(--;;;)
虫はいやだけど、考え方を変えれば、ミミズがでるということは土壌をちゃんとしてくれるって事だし、 沢ガニなんかは綺麗な水の有る場所に出るから安心ということが言えるし、お米も安心できるって 事ですよね。
次の予定では、稲刈りまでありません。その間一度はまた田んぼへ行きたいと思っています。
それにしても、、日照時間が少ないので「イモチ病」が心配と言われていました。早く梅雨が終わって欲しいと 例年になく祈ってます〜(^^;;))

03/07/17, Thu. Sunny
久しぶりの晴れが続いています。もうすぐ梅雨も明けるかなぁ。
今日は、祇園祭の山鉾巡行。人もすごいでしょう。
今年は行けなかったです。なんだか棚田で足を虫にかまれていたのですが 腫れて痛くてあまり無理ができなかったから。
座ったり立ったままならいいんだけど、歩いたり立ったり座ったりなどの動作が つらい。
今日はだいぶんと腫れはひいたのでお稽古にはいけそうですが、まだ咬み後は しっかり残っています。
自然はコワイなぁ〜。

03/07/18, Fri. Cloudy
昨日あれから刺した虫は何だろう?と人に聞いたりしたら、「ブヨ」説と 「ヒル」説とに別れたので、調べてみたら私の症状は「ブヨ」だという事がわかりました。
一度刺されると次はこんなに腫れ上がる事はないそうなのですが、とりあえず最初は 大変だ・・(--;;;)
でも何に刺されたかわかったのでその点はすっきりしました。それとなかなか治らないのも わかったのでよかった(みんなそうらしいので)
週末も予定は少し有りますが、ハードなのはないのでのんびり過ごします☆

03/07/26, Sat. Sunny
ようやく梅雨明け宣言!
もうすぐ8月にかかるというのに宣言がでないのでどうなってるのかな・・? と思っていましたが、無事出ました。蝉は鳴くけどまだ涼しいですが。

このところ、毎週土曜にVBAのプログラミング講座に通っています。
今週から中級に。最初は「軽い〜♪」なんて言ってたけど、
だんだん難しくなるばかり・・(--)
中味は理解できるんだけど、どうやって考えたらこの答えを導けるのか? ということが理解できない・・・。先生に行ったら「慣れしかないんです」だった(--)
まったくもってその通り。がんばって練習問題解きます〜。
色々しんどいけど、普段授業受けなくなって○年くらい経つのでアタマの体操には なりますわ。後2回ガンバロウ〜。

03/07/27, San. Sunny
久しぶりにげらげら笑う本に出くわしました。
タイトルは、「趣味は読書。」斎藤美奈子 平凡社
ベストセラーになった本について語ってくれるのですが、 これがまたそれを読んでいない人も笑わせてくれます。。
私は斎藤風にいうと「偏屈な読者」タイプ。 「一定の種類しか読んでなくて、ベストセラー本「ふんっ」というタイプ」 らしい・・・。(※ベストセラー本「ふんっ」ではありません。読む気になれない本が大半という だけなのです〜〜(^^;;;;))
本の内容に戻るが、これがまた面白い。ベストセラー本をバッタバッタと切り落とすというのでは なく、語り口はおしゃべり風(元々雑誌のコラムらしいので)だが、鋭いツッコミとそれを買う読者心理などが 書かれているのです。一番噴きだしたのは「冷静と情熱のあいだ」を「悪寒と発熱のあいだ」にちゃかしてるのが ふきました(げら)。私も読んで途中で投げたクチなので笑えた。みんなが「好き」らしい村上春樹も皮肉っている感じも 笑えました。(←これは私が春樹嫌いなので単に嬉しいだけ。ツレ殿は春樹好きなのでどう思ったかは不明)
あと6章タイトルも「ものすごく売れる本はゆるい、明るい、衛生無害」も同感。そういうのはなんとなく薄ら寒くて買う気になれない。けど売れるのは不思議だ。
これを買ってきて見せてくれたのはツレ殿で、彼もウケていましたが、「自分の大嫌いな「マディソン郡の橋」を書いて欲しかった」とゆうてました。私は「ノルウェイの森」(注:これを読んで春樹が嫌いになったんだけど、好きになる努力はしてみました。エッセイ集や「世界の終わりと・・」などいくつか読んで×でしたわ)をしてほしかったなぁ。
ウヨ系本(国民の歴史など)やサヨ系本(買ってはいけない)もなかなかポイントを衝いていていい。
それにしても・・多分斎藤美奈子さんは「偏屈な読者」タイプだと思うのによくこれだけ読んだよなぁ。。 仕事とはいえちょっと気の毒だなぁ・・と笑って私は本を閉じたのでした。





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